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歯間ブラシの選び方と使用方法

公開:2022/12/09 |更新:2023/04/10

秋葉原 歯医者 歯間ブラシ

歯間ブラシの選び方と使用方法

最近歯と歯の間に食べ物が挟まりやすくなってきた…なんて方は今すぐ歯間ブラシを使用することをおすすめします!
ただ歯間ブラシも様々なメーカーから販売されていて形が異なったりサイズも沢山あって
どれを選んだらいいか迷ってしまいますよね。
ここでは、歯間ブラシの選び方や使用方法についてお話していきます。

歯間ブラシの効果は?

歯間ブラシは、先端が金属のワイヤーの周りにナイロン毛がついているタイプと、全てゴムで出来ているタイプの2種類があります。
歯と歯の間の隙間に入れて食べ物のカスや歯垢などを取り除くことを目的として使用します。
加齢や歯周病などにより歯茎が退縮してくると歯と歯の間の隙間がどんどん広くなっていき、食べ物が挟まりやすくなったり歯ブラシのみでは隙間の汚れが落としにくくなります。
歯ブラシのみで落とせる歯垢は約60%程と言われ、歯間ブラシやデンタルフロスなどの補助的清掃道具を使用しないと歯垢除去が不十分になってしまいます。
歯垢が歯と歯の間に残ったままになるとそこからむし歯や歯周病が進行していってしまうので、歯ブラシと併用して歯間ブラシをなどを使うことでむし歯や歯周病を予防することが出来ます。

歯間ブラシの種類

歯間ブラシには先述したようにワイヤータイプのものとゴムタイプのものがあります。

ワイヤータイプ

歯間ブラシのワイヤータイプ

ワイヤータイプは中心がワイヤーで出来ていてゴムタイプと比べて強度があります。
奥歯の歯と歯の間にも入れやすく、ナイロン毛で歯垢をしっかり絡めとることが出来るので
歯垢除去力が高いです。
ただし、隙間の大きさに合わないものを無理やり通してしまうとワイヤーで硬さがある分痛みが出やすいです。

ゴムタイプ

歯間ブラシのゴムタイプ

ゴムタイプは名前の通り中心やブラシ部分が全てゴムで出来ているものです。
柔らかいため、歯茎を傷つけにくく炎症があり刺激に敏感な部分でも痛みを感じにくいので初めて歯間ブラシを使用する方や強い炎症のある方におすすめです。
ゴムタイプは歯茎へのマッサージ効果は期待できますが、歯垢除去力は低いためお口の中の状況や目的に合わせて選択しましょう。

歯間ブラシの形状

歯間ブラシの持ち手(ハンドル)部分は『L字型』と『I字型』の2種類の形状があり使用する部分により使いやすさが異なります。

L字型

ヘッド(先端)が90°に曲がっているL字タイプは前歯にも奥歯にも使用しやすい万能タイプです。

I字型

ヘッド(先端)が真っ直ぐなI字タイプは持ち手も短く前歯への使用に向いた歯間ブラシです。
奥歯へ真っ直ぐな状態で使用しようとすると頬の粘膜が邪魔しやすく入れにくいので、ワイヤータイプで曲げられるものであれば90°に折り曲げる事で入れやすくなります。
曲げたり戻したりを繰り返すことで劣化のスピードが早くなるので、部位によって使い分けることをおすすめします。

歯間ブラシのサイズと選び方

歯間ブラシのサイズはメーカーによって違いはありますが、自分の歯茎の状態や隙間の大きさにあったものを選択することがとても大切になります。
隙間の大きい部分に細い歯間ブラシを通してもうまく汚れを除去することができず、汚れが取り切れなかったり、狭い部分に太いサイズのものを通してしまうと歯茎を傷つけ歯肉退縮の原因になります。
歯と歯の間に無理なく挿入でき、きつさや痛みを感じないものが自分の適切なサイズになるので、最初は細めのものから使用し自分にあったものを選びましょう。
前歯や奥歯、詰め物のタイプによって隙間の大きさは異なるので数種類の歯間ブラシを使い分けることをおすすめします。
サイズは細いもので4Sから太いものでLLサイズまで展開があり、パッケージに最小通過径も記載されているので参考にしながら選んでください。
自分の隙間のサイズが分かりにくい時は歯科医院で相談してみましょう。

歯間ブラシの使用方法

①鉛筆持ちで歯間ブラシを持ち、鏡を見ながらゆっくりと斜め向きに隙間へ挿入します

②歯の側面に沿わせて5回ほど前後に動かして歯と歯の間の汚れを落としていきます

③通せるところは歯の裏側からも同じように挿入して汚れを落としましょう

④流水下でブラシの汚れを落とし、次の隙間に挿入し汚れを落とす、これを繰り返しましょう

⑤全ての歯と歯の間の清掃が終わったらうがいをしましょう

⑥使い終わった歯間ブラシは、流水下でブラシ部分をよく洗い、風通しの良い場所で乾燥、保管をしましょう
使い捨てタイプの歯間ブラシの時はそのまま破棄してください

歯間ブラシの使用頻度や交換タイミング

歯間ブラシの使用頻度

歯間ブラシは歯ブラシと併用して行うことが理想的なので1日3回食後に使用できれば理想的ですが、難しい時は最低1日1回寝る前に歯ブラシを行うタイミングで歯間ブラシも使用しましょう。
歯垢は約24時間で固くなり2〜3日で歯石になってしまうので毎日コンスタントに歯間ブラシを使用し汚れを落とすことが大切です。

歯間ブラシの交換タイミング

歯間ブラシの交換タイミングは使用頻度や、素材、太さによって異なりますが、1ヶ月に1回は交換するようにしましょう。
ワイヤータイプは、ワイヤー部分の強度がなくなってきたりブラシ部分がバラバラになってきた時が交換タイミングです。一般的にワイヤーが細いものの方が交換タイミングは早くなります。

歯間ブラシの選択に迷ったら歯科衛生士にご相談ください

今回は、歯間ブラシの選び方と使用方法についてお話しました。
歯間ブラシを選ぶときは、ブラシの種類や形状、サイズなどをお口の中の状況や使用目的に合わせて選びましょう。
最初は隙間の大きさに適したサイズを選択することが難しいと思うので、歯科医院で自分にあった歯間ブラシのタイプやサイズを相談し選んでもらうと良いでしょう。
正しい動かし方を習い、毎日ご自宅で使用し汚れをしっかり除去することが大切になります。
歯ブラシと併せて使用し、むし歯や歯周病予防に役立てて行きましょう。

歯科&矯正歯科オーラルデザインクリニック秋葉原歯科衛生士

【監修】歯科衛生士 渡邉

  • 歯周病治療、クリーニング、ホワイトニング等、お口の健康を第一に治療を行っています
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