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デンタルフロスの選び方は?

公開:2022/12/05 |更新:2023/04/10

秋葉原 歯医者 デンタルフロス

デンタルフロスの選び方は?

CMやドラッグストアなどで見かけるデンタルフロス。
使用した方が良いのかな?と感じても種類が沢山あってどれを選んで良いか迷ってしまいますよね。
ここではデンタルフロスの効果や選び方をお伝えしていきます。
ぜひ歯ブラシと合わせて使用し、むし歯や歯周病予防に役立ててみましょう。

デンタルフロスとは?

デンタルフロスとは、歯ブラシのみでは取りきれない歯と歯の間の歯垢(プラーク)を
取り除いてくれる糸状のもの
を指します。
歯ブラシのみで落とせる歯垢は全体の約60%程と言われていますが、歯垢が残りやすい歯と歯の間へデンタルフロスを使用することにより約80%まで落とせるようになります。
1本の糸に見えるデンタルフロスですが、様々な素材の繊維を束ねて糸状にしたものです。
いくつもの繊維で狭い部分の汚れをかき出し、絡め取ってくれるというわけです。

デンタルフロスの形状

デンタルフロスには『ホルダータイプ』と『ロールタイプ』の2種類があります。
デンタルフロスの形状

ホルダータイプ
プラスチックの持ち手に糸が付いているものをホルダータイプと呼び、ホルダーの形は
「F字型」と「Y字型」のものがあります。
よくCMで見かけるF字型のものは前歯に使いやすく、Y字型のものは奥歯に使いやすくなっています。
どちらも片手で使用出来るので、デンタルフロスを初めて使用する方やお子さんにおすすめのものになります。
初めての方でも使いやすいホルダータイプのデンタルフロスですが、ホルダーに糸がセットされている為、被せ物に段差がある場合引っかかって外れなくこともあるので被せ物が多い方はこの後紹介するロールタイプを使用することをおすすめします。
ホルダータイプのデンタルフロスは使用後は流水下で汚れをよく落としてから風通りの良い場所で乾燥、保管してください。糸がほつれたり切れた時が交換タイミングです。

ロールタイプ
容器に巻かれた糸が収められているものをロールタイプと呼び、使用する際は好きな長さにカットして指に巻き付けて使用します。
自分の指に巻き付けて使用するため糸の向きや角度が調整しやすく、どの場所へも対応でき、糸が引っかかってしまっても横に引き抜けるので使い勝手は良いですが慣れるまで少し時間がかかるのが特徴です。

ロールタイプの使い方

①容器から糸を約40cm程取り出します

②左右の中指に糸を2〜3回巻き付け15cmくらいの長さにしてピンと張ります。

③両手の親指と人差し指で糸を挟み、左右の指の間(歯と歯の間に入れる糸の長さ)を2cm程に調整します。

④歯と歯の間にデンタルフロスをあて、左右に動かしながら歯の根元までゆっくりと入れていきます。強く押し込んでデンタルフロスを挿入してしまうと歯茎を傷つけてしまう恐れがあるので要注意です。

⑤歯の根元まで入ったら、歯の側面にそわせて上下に動かして歯垢を取ります。この時に「歯周ポケット」と呼ばれる歯と歯茎の溝へ入れて歯垢を取り除くと、さらにむし歯や歯周病予防に効果的となります。

⑥デンタルフロスを取り出す時も左右にゆっくり動かしながら取り出してください。引っかかって取り出しにくい時は横に引き抜きましょう。

ロールタイプの糸の種類

ロールタイプの糸の種類には「ワックス」「ノンワックス」「エクスパンド」などがあります。

①ワックスタイプ
ワックスタイプは糸にワックス加工が施されたもので滑りが良く、歯と歯の間に入れやすくなっています。
ロールタイプを初めて使用する方や歯の隙間が狭い人、被せ物が多い方におすすめです。

②ノンワックスタイプ
ノンワックスタイプは糸にワックス加工が施されていない分、滑りにくくワックスタイプより歯垢除去力が優れています。
ロールタイプの扱いに慣れて、力加減も問題ないようであればより歯垢が落とせるノンワックスタイプに切り替えるのが良いでしょう

③エクスパンドタイプ
エクスパンドタイプは唾液や水分を含むと糸の部分がスポンジのように膨らみ、広めの隙間の歯垢を効率よく落とせるものになります。
ワックスタイプやノンワックスタイプのデンタルフロスと比べ糸が柔らかく太いので挿入時の刺激は抑えられますが、狭い隙間には入りにくい恐れがあります。

デンタルフロスの使用タイミング・使用頻度

デンタルフロスの使用頻度としては1日何回行っても良いですが、最低でも1日1回は行うようにしましょう。
歯垢は約24時間で固まり始め(石灰化)どんどん落としにくい汚れになっていきます。
歯垢は2〜3日で歯石になってしまいますが、歯石になってしまうと歯ブラシやデンタルフロスでは落とせず歯科医院での歯石除去が必要になるので歯石になる前に汚れを取り除く必要があります。
また使用タイミングとしては夜寝る前の歯ブラシと合わせて行うことをおすすめします。
歯ブラシで磨く前、または後に全ての歯と歯の間にデンタルフロスを使用してください。
デンタルフロスを使い始めてすぐの時は出血することがあります。
歯茎に炎症がある場合、ちょっとした刺激で出血してしまうことによるものですが、出血が続いたり強い痛みが出るようであれば歯科医院で相談しましょう。

デンタルフロスをしっかり選ぶことが大切

デンタルフロスには『ホルダータイプ』と『ロールタイプ』の二種類があり、その中でも形状や素材が異なるものがあります。
自分のお口の中の状況により使いやすいものは変わるため、まずは歯科医院で自分にあったものを紹介してもらうのが良いでしょう。
正しい使い方をレクチャーしてもらい適切なやり方で使用することでしっかりと汚れを落とすことが可能となります。
歯ブラシと併せて使用しむし歯や歯周病予防に役立ててくださいね。

歯科&矯正歯科オーラルデザインクリニック秋葉原歯科衛生士

【監修】歯科衛生士 渡邉

  • 歯周病治療、クリーニング、ホワイトニング等、お口の健康を第一に治療を行っています
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