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セラミック矯正を行えない人

公開:2023/06/21 |更新:2023/07/10

セラミック矯正

セラミック矯正を行えない人

セラミック矯正とは、セラミックの歯の被せ物を用いて歯並びを調整する方法です。
歯の矯正はブラケットやワイヤーを用いた方法が一般的ですが、セラミック矯正は、セラミックの人工歯を歯にかぶせることで、自然な見た目を維持しつつ、ご希望の歯の色や形、歯並びを実現していく治療方法になります。
セラミック矯正は、ワイヤーによる見た目を気にする必要がないことや、締め付ける痛みや違和感が少なく、治療期間も短く済むというメリットがあり、気になる方は多いのではないでしょうか。
ですが、すべての方がこの矯正治療を行えるわけではありません。
今回は、どのような方に不向きで、その方にはどのような選択肢があるのかご説明していきます。

セラミック矯正ができない原因

歯周病が進んでいる

セラミック矯正はご自身の歯を削りその上からセラミックを被せるため、ご自身の歯の歯周病が進行してしまっている場合、歯周病により、歯を支えている歯槽骨が溶けてしまっているため歯がグラついてしまい、治療がうまく行かない場合があります。
歯周病により歯茎の状態も良くないため、歯の型取りも綺麗に取れないことがあります。
まずは歯周病の治療を行い、ご自身の歯の状態が良くなってから行うと、ご希望に合った被せ物を行うことが可能です。

歯が無い

ご自身の歯を削りセラミックを被せるため、土台となる歯が無い場合、行うことはできません。

骨格が原因の歯列不具合

骨格が原因となって歯が傾いてしまった場合、顎の骨自体に問題があるため、セラミック矯正治療だけで解決することができない場合があります。
例えば、上下の歯列の大きさや咬み合わせの不均衡が原因で歯が傾いてしまった場合、セラミック矯正だけでなく、口腔外科手術など、他の治療が必要になる場合があります。
レントゲンやCTなどを確認し、セラミック矯正で歯並びを美しく改善できるのか判断が必要です。

妊娠中の方

セラミック矯正を行う場合、行えないわけではありませんが注意が必要です。
治療時間も少し長めになるため、妊娠初期ではつわりや体調がすぐれないこともあり、安心して治療を受けていただくことが難しくなるため、どの治療も応急処置程度をご提案させていただいてます。
治療を安心して受けていただけるのは安定期(妊娠16週〜27週頃まで)に入ってからになります。
また妊娠28週以降はお腹も大きくなり、お母さんや胎児に負担がかかってしまうことから、この時期も治療をすることは望ましく無いと考えています。
ですので、セラミック矯正を考えているようであれば、出産が終わってから治療を開始することをおすすめします。

乳歯

乳歯自体にセラミックの被せ物を行えないわけではありません。
乳歯は6歳ごろから永久歯に生え変わるため、治療を行なっても抜けてしまうことから、乳歯の歯のセラミック矯正をおすすめすることはできません。

セラミック矯正ができない場合の代替治療

歯並びを良くするための治療法はさまざまあります。お口の状態により、向いている治療法があるため、ご説明していきます。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正
ワイヤー矯正とは、歯並びを改善するために、歯にブラケットと呼ばれる小さな器具を装着し、ワイヤーで歯を引っ張ることで、歯を移動させ歯並びを美しくする矯正治療のことです。
治療期間は個人差がありますが、一般的に1年半から2年程度かかることが多く、矯正装置の種類や治療の進捗状況によっても異なります。
ワイヤー矯正は部分的に歯が無い方や妊娠している方、乳歯でも行うことができます。

ワイヤー矯正の
メリット

  • 細かい噛み合わせの調整が可能
  • 直接歯に装置をつけるため、取り外しをしなくていい
  • 長い歴史のある治療法なので、症例数が多い

ワイヤー矯正の
デメリット

  • 矯正していることが目立ちやすい
  • ワイヤーを交換しながら歯並びを良くしていくため、ワイヤー交換して3日間ぐらいは痛みが伴う
  • 矯正装置が付いている為、歯のお掃除がしにくい

マウスピース矯正(インビザライン)

歯並びを治す
マウスピース矯正とは、歯科医院で専用のマウスピースを作成してもらい、それを使用して歯列矯正を行う方法です。
歯列矯正の治療期間中、このマウスピースを歯に装着し、歯の移動を促します。マウスピース矯正は、マウスピースが透明な素材で作られているため、従来のブラケット矯正に比べ、装着時の見た目が自然であることが特徴です。
マウスピースは、コンピューターによる3Dシミュレーションで歯列の移動を計画し、それに基づいて作成されます。マウスピースは1週間から10日程度ごとに交換することで、段階的に歯列を移動させます。治療期間は、症状によって異なりますが、一般的には1年程度が目安となります。
治療は妊娠中の方でも行うことが可能です。

マウスピース矯正の
メリット

  • 食事中取り外しが可能
  • 口腔内の清掃をしやすい
  • 矯正装置が透明のため目立ちにくい

マウスピース矯正の
デメリット

  • 症状によって行えない場合がある
  • 取り外しが可能なため、無くす可能性がある
  • ご自身でしっかり長い時間装着していないと矯正の効果が出ないのでご自身でも管理が必要

外科矯正

外科矯正とは、歯列矯正の一種であり、歯や顎の骨を切開して手術的に矯正する治療方法です。
一般的には、顎骨を前方に移動させたり、下顎を拡大したり、上顎を狭めたりするなど、様々な手術的治療が行われます。
外科矯正は、一般的な歯列矯正治療では改善できない、重度の咬合異常や歯並びの問題を改善するために行われます。ただし、外科矯正は手術のため、一般的な歯列矯正よりもリスクが高い場合があります。また、手術後は数日から数週間の回復期間が必要となります。

外科矯正の
メリット

  • 骨格が問題の症例も適応
  • 見た目や咀嚼機能が格段に変わる

外科矯正の
デメリット

  • 術後腫れや痛みがでる
  • 全身麻酔を使用する為、合併症などのリスクがある
  • 治療期間が長い

理想の歯に近づけるために

セラミック矯正
歯の矯正方法は、個人の歯の状態や矯正したい箇所、費用などによって異なるため、歯科医師としっかり相談し、治療を開始することが重要です。
どの治療にも必ずメリット、デメリットがあるためそれをしっかり理解して治療を進めていくことで、よりご自身の理想の美しい歯並びにすることができます。
当院ではどの治療も行うことが可能ですので、患者さんのライフスタイルやご希望、どの治療が理想的に合っているのか詳しくご説明させていただきます。
歯並びのことで少しでもお悩みの方はまずはご相談下さい。

歯科&矯正歯科オーラルデザインクリニック秋葉原 理事長/歯科医師 小野貴庸

【監修】理事長/歯科医師 小野貴庸

  • 明海大学歯学部卒業
  • 静脈内鎮静法下・全身麻酔下での口腔外科手術、各種外科治療、審美治療に特化

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