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インプラント、ブリッジ、差し歯の違い

公開:2023/08/23 |更新:2023/08/22

インプラント、ブリッジ、差し歯の違い

インプラント、ブリッジ、差し歯の違い

歯を失ってしまったり、大きな虫歯ができてしまった場合、治療の選択肢が何種類かあり、どの治療にしたら良いのか悩まれるかと思います。
どの治療法を選択しても間違いはありませんが、ご自身のお口にあった治療法はどのようなものになるのでしょうか。
インプラント、差し歯、ブリッジの違いについて、詳しく説明していきます。

インプラントとは

インプラント
なんらかの原因で歯を失ってしまった場合、その歯の代わりとして、顎の骨に人工歯根を埋め込み、被せ物を装着する治療法です。
顎の骨には身体親和性の高いチタンやジルコニアの人工歯根が使われ、人工歯根を埋め込むことにより、ご自身の歯と同じようにしっかり噛むことが可能です。
インプラントを行うには手術が必要になります。
インプラントを行う前に、レントゲンやCTを撮影し、インプラント手術を行うにあたって歯科医師により顎の骨の量や密度などを評価し、審査診断を行ない、問題がないことを確認してから治療を行って行く為、必ずしもこの治療が全ての方に行えるわけではありません。

インプラントは、周囲の歯を傷つけることなく自然な見た目と機能を回復することができるため、治療を検討される方が多いです。

インプラントが向いている人

しっかり噛んで食事を摂りたい人

インプラントは顎の骨に人工歯根を埋め込む為、ご自身の歯とほとんど変わりなくしっかり噛むことが可能です。

土台の歯や、隣の歯がない人

両隣の歯や被せ物を被せるための土台がない場合、ブリッジや差し歯は行うことができません。その場合、入れ歯かインプラントの治療になります。
インプラントは歯がない部分だけを治療することができるため、周囲の歯の状態などを気にすることなく治療を行うことが可能です。

ご自身の歯をなるべく残したい人

ご自身の歯を大切にしている方は多いかと思います。ブリッジを行う際、虫歯になっていなくてもご自身の歯を削らなくてはなりません。
インプラントは部分的に欠損してしまったところのみを治療することが可能なため、ご自身の歯を大切にされたい方におすすめです。

入れ歯が苦手な方、取り外ししたくない人

歯を失ってしまった場合、選択肢として入れ歯、ブリッジ、インプラントがあります。
入れ歯の場合、入れ初めの頃は異物感を感じたり、慣れるのに少し時間が必要です。そして、取り外しをしてご自身の歯と同様、洗浄したりメンテナンスが必要になります。
そのような、不快感や取り外しが面倒と感じる方は、ご自身の歯と同じように使えるインプラントは向いていると思います。

顎の骨がしっかりしている人

インプラントの人工歯根を埋めるためにはしっかりとした顎の骨が重要になります。
骨が脆いと人工歯根を埋め込んでも予後が悪いため、顎の骨がしっかりとしている方はインプラントに向いていると言えます。
骨の状態は術前に検査を行わせていただき可能かどうかの判断が必要です。

インプラント治療の相場

インプラントは保険適用にならないため全て自由診療の金額になります。
口腔内の状態や、骨の量、被せ物の種類などによって費用が異なる場合があります。
1本あたり約40万前後になります。
当院でのインプラント治療費に関しましては、下記をご確認ください。

差し歯とは

差し歯とは虫歯などで大部分を削らなくてはいけない場合に、その部分に土台を立て被せ物を被せ修復する治療法です。
一般的に、かぶせ物の事を指す場合が多くなります。
歯根が残っていないと被せることができないため、歯が欠損している場合には行うことできない治療法です。
差し歯には保険適用のものと自由診療のものがあり、被せ物の素材や審美面、治療で使われる材料などが違いになります。

差し歯治療が向いている人

歯根がしっかりしている人

差し歯はご自身の天然歯の歯根を使って治療をするため、しっかり歯根が残っているのかとても重要です。
ご自身の歯根の上に土台を立て被せ物を装着するためしっかり噛むことができます。

治療期間を短くしたい人

差し歯はインプラントと比べ治療期間が短いです。
インプラントは平均6ヶ月前後治療期間としてかかりますが、差し歯は1ヶ月から2ヶ月になります。
通院期間をなるべく減らしたい場合は差し歯の治療が向いていると思います。

差し歯の治療の相場

差し歯は保険診療と、自由診療の選択が可能です。
保険適用の中でも被せ物の種類によって金額が変わってきます。
保険適用(3割負担)で約5,000円から約10,000円になります。
自由診療の場合も、強度と審美面を重要視するのかで金額に差がでてきます。
自由診療で約120,000円前後です。

保険診療のものを選ぶのか自由診療のものを選ぶかは、見た目や使用感、金銭面などが変わってくるため、前歯の治療などで、ご自身の歯に近い形で、違和感ないような見た目の被せ物を行いたい場合は自然な歯の色味を再現できる自由診療の被せ物がおすすめです。
当院での差し歯(かぶせ物)に関しましては、下記をご確認ください。

ブリッジとは

ブリッジ
ブリッジ治療は歯を失ってしまった場合に、その部分を補うために行う治療法です。
欠損した歯の代わりに人工の歯(ポンティック)を使用し、両隣と連結し橋渡しのように被せ物を被せ修復していきます。
ブリッジは入れ歯とは違い取り外しすることができず、固定式になります。隣の歯と連結するため、ご自身の歯と同じようにしっかり噛むことができ、歯が欠損していても見た目に違和感もありません。

ブリッジ治療が向いている人

欠損した歯の前後に被せ物が入っている人

ブリッジを行う場合、欠損した歯の前後の歯も被せ物にしなければならないため、元々被せ物が入っている場合は、外した後虫歯になっていないかを確認し、少し周りを整えるだけでブリッジにすることができます。

なんらかの原因で外科処置ができない人

インプラントを行う場合は必ず外科処置が必要になります。外科処置を行う上で、全身疾患をお持ちであったり、血液などのお薬などを服用している場合は注意が必要になります。
ブリッジは外科処置することなく、治療を行うことができるため、インプラントが難しい方におすすめです。

入れ歯が苦手な方人

入れ歯がどうしても苦手な方の場合、ブリッジにすることでご自身の歯と同じような感覚で噛むことができたり、発音することができます。
入れ歯を入れた時に感じる初めの異物感や違和感をほぼ感じることがないです。

ブリッジの治療の相場

ブリッジは保険診療、自由診療、選択することができ、被せ物の素材によって費用の金額が変わってきます。
保険の場合、欠損の部位や素材によって変わってきますが、15,000円前後です。(1本欠損の場合)
自費の場合、1本あたり約80,000円〜160,00円になり、ブリッジになるので×3本分になります。

保険と自費で金額は大きく変わりますが、長期的に使用した際の変色の有無や、見た目も変わってくるため、治療の前によく検討していただくことが大切です。

インプラント、差し歯、ブリッジで迷ったら

どの治療にも特徴があり、費用や期間、審美面など何を優先にして治療を行っていくのかで選択肢が変わってくるかと思います。
なるべく長く使っていけるよう、歯科医師とよく相談した上でしっかり納得できる治療を受けていただければと思います。
いつでも詳しくご説明させていただきますので、小さな事でもご相談ください。

歯科&矯正歯科オーラルデザインクリニック秋葉原 理事長/歯科医師 小野貴庸

【監修】理事長/歯科医師 小野貴庸

  • 明海大学歯学部卒業
  • 静脈内鎮静法下・全身麻酔下での口腔外科手術、各種外科治療、審美治療に特化

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