根管治療をしたのに治らない・再発した方へ。歯を残すための再根管治療
公開:2026/08/26 |更新:2026/08/24
秋葉原の歯医者、オーラルデザインクリニック秋葉原 歯科&矯正歯科の歯科医師、初瀬です。
目次
- 1 根管治療を受けたのに痛みや腫れが治らない。一度は落ち着いたのに、また痛くなった。何度も根管治療を繰り返している
- 2 根管治療をしたのに治らないのはなぜですか?
- 3 再根管治療では、何をするのでしょうか?
- 4 一度治療した歯だからこそ、マイクロスコープが重要です
- 5 感染を取り除くだけでなく、「もう一度細菌を入れない」ことも重要です
- 6 最後に歯の中へ残る材料にもこだわります
- 7 他院で「抜歯」と言われても、歯を残せる可能性はありますか?
- 8 根管治療を何度も繰り返している方へ
- 9 再根管治療の痛みが怖い方には、静脈内鎮静法という選択肢もあります
- 10 根管治療が治らないからといって、すぐに諦める必要はありません
- 11 再根管治療のよくあるご質問
根管治療を受けたのに痛みや腫れが治らない。一度は落ち着いたのに、また痛くなった。何度も根管治療を繰り返している
このような場合でも、すぐに「もう抜歯しかない」とは限りません。
根管治療後に症状が続いたり再発したりする場合には、根管内に感染源が残っている、あるいは治療後に細菌が再び侵入しているなど、何らかの原因が存在する可能性があります。
大切なのは、ただ同じ根管治療を繰り返すことではありません。
「なぜ前回の治療で治らなかったのか」をできるだけ明らかにし、その原因に対して再根管治療を行うことです。
秋葉原で根管治療を専門に行うオーラルデザインクリニック秋葉原では、マイクロスコープやラバーダムを使用した自由診療の精密根管治療を行っています。根管内をできるだけ無菌に近づけ、「何度も再治療を繰り返さない」ことを目指して、丁寧な治療を提供しています。秋葉原周辺で、根管治療のやり直しにお悩みの方は当院へご相談ください。
根管治療をしたのに治らないのはなぜですか?
根管治療後も痛みや腫れが続いたり、一度落ち着いた歯が再発したりする原因の一つは、根管内に細菌や感染源が残っている、あるいは治療後に再び細菌が侵入していることです。
「神経を取ったのだから、もう痛くならないのでは?」
と思われる方もいらっしゃいます。
しかし、根管治療で対象にしているのは神経だけではありません。
重要なのは、歯の根の中に存在する細菌や感染した組織をできる限り取り除くことです。
そして、ここに根管治療の難しさがあります。
歯の根の中は、一本の真っ直ぐな管ではありません。
細く曲がっていたり、途中で枝分かれしていたり、複数の根管が複雑につながっていたりします。
そのため、肉眼だけでは確認することが難しい根管や、器具が届きにくい場所に感染源が残ることがあります。
また、治療時にはきれいになっていても、その後に詰め物や被せ物などの隙間から細菌が侵入し、再感染を起こす場合もあります。
つまり、「根管治療をした=根管内の感染源が必ずすべてなくなっている」とは限らないのです。

再根管治療では、何をするのでしょうか?
再根管治療で重要なのは、以前の治療を単純にもう一度繰り返すことではなく、治らなかった原因を探し、根管内の感染源を改めて取り除くことです。
一度根管治療を受けている歯には、すでに根管充填材などが入っています。
再根管治療では、それらを必要に応じて除去し、根管内部をもう一度確認していきます。
見落とされている根管はないか。
以前の治療では十分に清掃できなかった部分はないか。
根管内に感染源が残っていないか。
こうした問題を確認しながら、根管内の清掃・洗浄・消毒を行います。
だからこそ、再根管治療では「もう一度治療すること」よりも、「なぜ治らなかったのかを探すこと」が非常に重要だと当院では考えています。
一度治療した歯だからこそ、マイクロスコープが重要です
再根管治療では、肉眼では確認しにくい根管内部を拡大して観察できるマイクロスコープが重要な役割を果たします。
根管は非常に細く、さらに再根管治療では、以前に入れられた材料を除去しながら内部を確認しなければならないことがあります。
当院ではマイクロスコープを使用し、拡大された視野のもとで、
見落とされている根管がないか、感染源が残っていないか、以前の治療による問題がないかなどを確認しながら治療を進めます。
ただし、マイクロスコープを使えば必ず歯を残せるというわけではありません。
大切なのは、マイクロスコープという設備そのものではなく、そこから得られる情報をもとに、再発した原因をできる限り探しながら治療することです。
感染を取り除くだけでなく、「もう一度細菌を入れない」ことも重要です
再根管治療では、根管内の感染源を取り除くことと同時に、治療中や治療後に新たな細菌を入れないことも重要です。
そこで当院では、根管治療時にラバーダムを使用しています。
ラバーダムとは、治療する歯だけをゴム製のシートから露出させ、口腔内から隔離する方法です。
唾液の中には多くの細菌が存在します。
せっかく根管内を清掃しても、治療中に唾液が入り込んでしまえば、再び細菌を根管内へ持ち込むことにつながります。
そのため当院では、「感染を取り除く」だけでなく、「新しい感染を起こさせない」ことまで含めて根管治療と考えています。
最後に歯の中へ残る材料にもこだわります
感染源を取り除いた後は、きれいになった根管内へ再び細菌が入り込まないよう、できるだけ緊密に封鎖することが重要です。
根管の形は、ストローのように単純ではありません。
細かな凹凸や枝分かれ、非常に細い空間が存在します。
当院では、根管充填の際にBio-C Sealer(バイオシーラー)を使用しています。
Bio-C Sealerはバイオセラミック系のシーラーで、根管内では流動性のある状態から細かな空間へ入り込み、水分と反応しながら硬化します。
当院ではシングルコーン法と組み合わせることで、ガッタパーチャだけでは適合しにくい複雑な根管形態の細かな空間まで補い、根管内をできるだけ緊密に封鎖することを目指しています。
再根管治療を行うのであれば、「感染を取り除いて終わり」ではなく、「もう一度感染させないところまで考える」。これが当院の根管治療に対する考え方です。
▶ 関連記事:自由診療の根管治療でバイオシーラーを使う理由

他院で「抜歯」と言われても、歯を残せる可能性はありますか?
他院で抜歯を勧められた歯でも、状態によっては再根管治療によって保存できる可能性が残されている場合があります。
ただし、すべての歯を残せるわけではありません。
例えば歯根が大きく割れている場合や、歯周病によって歯を支える組織が大きく失われている場合など、再根管治療を行っても保存が難しいケースがあります。
そのため、「抜歯と言われたから絶対に抜かなければならない」とも、「再根管治療をすれば必ず残せる」とも言えません。
大切なのは、現在の歯の状態を診査し、本当に保存する方法が残されていないのかを確認することです。
当院では、歯を残せる可能性があるかを確認したうえで、再根管治療を行うメリットと限界についてもご説明します。
抜歯を決める前に、もう一度歯を残せる可能性について相談したいという方もご相談ください。
根管治療を何度も繰り返している方へ
根管治療を何度も繰り返している場合には、同じ処置を繰り返すのではなく、「なぜ治らないのか」を改めて確認することが重要です。
根管治療は、回数を重ねれば重ねるほど良くなる治療ではありません。
再治療のたびに被せ物や根管内の材料を除去する必要が生じたり、歯質を削らなければならない場合があります。
天然の歯質は、一度削れば元には戻りません。
だからこそ当院では、「症状が出たらまた根管治療をする」のではなく、できるだけ再治療を繰り返さない状態を目指すことを大切にしています。
そのために、十分な治療時間を確保した自由診療で、マイクロスコープ、ラバーダム、根管内の洗浄・消毒、そしてBio-C Sealerによる根管充填まで、一つひとつの工程を丁寧に行います。
再根管治療の痛みが怖い方には、静脈内鎮静法という選択肢もあります
「また痛い思いをするのではないか」という不安が強い方には、静脈内鎮静法を併用して再根管治療を行う選択肢があります。
特に、一度根管治療で強い痛みを経験した方にとって、もう一度治療を受けること自体が大きなストレスになることがあります。
当院では、静脈内鎮静法と局所麻酔を併用し、治療中の痛みや恐怖、長時間口を開けている負担をできるだけ軽減しながら治療を受けられる環境を整えています。
「再根管治療が必要なのは分かっているけれど、怖くて治療できない」という方もご相談ください。
▶ 関連記事:麻酔が効かず根管治療を諦めた方へ。静脈内鎮静法という選択肢
根管治療が治らないからといって、すぐに諦める必要はありません
根管治療後に痛みや腫れが続いている、一度治った歯が再発した、何度も根管治療を繰り返しているという場合でも、歯を残せる可能性が残されていることがあります。
重要なのは、ただ同じ治療を繰り返すことではありません。
なぜ治らなかったのか、感染源はどこにあるのか、その感染源を取り除くことはできるのか、そして、もう一度感染させないために何ができるのか。
オーラルデザインクリニック秋葉原では、こうしたことを一つずつ考えながら、自由診療による精密な再根管治療を行っています。
マイクロスコープで原因を探し、根管内の感染源をできるだけ取り除く。
ラバーダムによって治療中の細菌の侵入を防ぎ、最後はBio-C Sealerを使用して根管内をできるだけ緊密に封鎖する。
そして、痛みや恐怖が強い方には、静脈内鎮静法を使用して治療を受けるという選択肢も用意しています。
私たちが目指しているのは、単にもう一度根管治療をすることではありません。
根管内をできるだけ無菌に近づけ、再治療を繰り返さず、大切な歯をできるだけ長く残すことです。
「根管治療をしたのに治らない」
「また再発してしまった」
「もう抜歯しかないと言われた」
そのような場合でも、抜歯を決める前に、現在の歯に残されている可能性を一度確認してみてください。
再根管治療のよくあるご質問
根管治療をした歯がまた痛くなることはありますか?
はい。根管内に感染源が残っている場合や、治療後に細菌が再侵入した場合などには、根管治療後に再び痛みや腫れなどの症状が現れることがあります。ただし、痛みの原因は根管内の感染だけとは限らないため、診査によって原因を確認することが重要です。
根の先に膿があると言われました。抜歯になりますか?
根の先に病変が認められても、必ず抜歯になるわけではありません。歯や歯根、周囲組織の状態によっては、再根管治療などによって歯の保存を目指せる場合があります。一方で、歯根破折など保存が難しい原因が存在することもあるため、まず診査が必要です。
根管治療は何回までできますか?
「何回まで」という明確な回数が決まっているわけではありません。しかし、再治療では以前の材料の除去などが必要となり、歯質への負担が増える場合があります。そのため当院では、何度も治療を繰り返すことを前提とせず、一回一回の根管治療で感染源の除去と再感染の予防をできる限り丁寧に行うことを重視しています。




