ホワイトニングを行うタイミング
公開:2023/06/28 |更新:2024/07/01
秋葉原の歯医者、オーラルデザインクリニック秋葉原 歯科&矯正歯科の歯科衛生士です。
歯を白くしたいと思った時にホワイトニングを行う人が多いと思いますが、セラミックなどの歯の治療が必要な方はいつ行ったらいいのかという質問をいただきます。
治療と併用して行う場合、ホワイトニングを行うタイミングで治療後の見た目に影響が出てしまうこともある為、とても重要です。
治療方法によって一緒に行えない場合もあるので、どのタイミングで行うのがベストなのかお伝えいたします。
目次
ホワイトニングについて
ホワイトニングとは、歯を削ることなく、専用の薬液を用いて歯の内部から着色成分を分解して白くし、ご自身の元の歯の色よりも白く美しい歯にすることができる治療法です。
歯のクリーニングでは、歯の表面に付着した汚れや着色などは除去することが可能ですが、加齢による歯の黄ばみやご自身の元の歯の色より白くすることができません。
ご自身の歯の色よりも白く自然で綺麗な歯にしたい場合はホワイトニングによって行うことが可能です。
ホワイトニングの種類①:オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングは、歯科医院で歯科衛生士が行っていくホワイトニングになります。
一回の施術ですっきりと白くなりやすいのが特徴です。
よく、「セルフホワイトニングと何が違うのですか?」といった質問を頂きます。
異なる1番の点は、歯科医院にのみ使用を許可された高濃度の薬剤を使用できるということです。
ホワイトニングは使用する薬剤の濃度によって反応が変わるため、濃度が高い方がより白くなりやすくなります。
セルフホワイトニングは歯科医院ではないため、使用できる薬剤の濃度に制限があります。
セルフホワイトニングとオフィスホワイトニングの違いは、脱毛サロンによる脱毛と、医療脱毛による脱毛の違いのように考えて頂くのが分かりやすいかもしれません。
当院では最新機種のレーザーホワイトニングを導入しております。
専用のお薬と半導体レーザーを用いて、所要時間約30分で歯を内部から一気に白くしていきます。
従来のホワイトニングの3分の1程度の時間で、同じくらいの白さを再現できるため、非常に効果的です。
また、歯に薬剤を塗布している時間が短いため、通常のホワイトニングに比べて痛みが出にくいという特徴があるため、白くしたくても痛みで諦めてしまっていた方にもお試ししていただきやすくなっています。
ホワイトニングの種類②:ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは、歯医者でご自身の歯に合わせたマウスピースを作成し、ホワイトニングジェルをマウスピースに塗布し、ご自宅で毎日一定時間装着していただくことで歯を白くしていくホワイトニングになります。
ホームホワイトニングはゆっくりと歯を白くしていくため、少し時間はかかりますが、後戻りが少ないのが特徴です。
お家で行うことができるため、ご自身の好きなタイミングや好きな場所で行うことができます。
ホワイトニングを行う目的
歯の美しさの向上
歯は、加齢や飲食物の摂取によって徐々に黄ばんでしまうことがあります。
ホワイトニングは、歯の内部の黄ばみを分解し、より白く明るい歯を手に入れることができます。
美しい白い歯は、人々の笑顔や外見の印象に良い影響を与えることができるため、綺麗で清潔感があるように感じさせる効果があります。
自信の向上
歯の色が黄ばんだり変色していると、自信を失ったり、人前で口元を隠してしまうことがあるかもしれません。ホワイトニングによって歯を白くし口元を明るくすることで、自信を取り戻し、社交的な場面や人とのコミュニケーションの場で、笑顔で笑うことができ、自信につながります。
特別なイベントや重要な場面の前に
結婚式、卒業式、面接、プレゼンテーションなど、特別なイベントや重要な場面では、自分自身を最良の姿で表現したいと思う方は多いのではないでしょうか。
ホワイトニングを行い、歯の色を明るくすることで、より良い印象を与えることができます。
何か大切なイベントの前にホワイトニングを行う場合は、ご希望の白さまで仕上げられるよう、理想的なタイミングがあります。
お日にちに余裕を持ってご相談ください。
治療と組み合わせてホワイトニングを行うタイミング
治療と併用してホワイトニングを行うことは可能です。
治療内容によって、治療を先に行うのか、ホワイトニングを先に行うのか、治療している歯と色に違和感がでないよう自然な歯に仕上げるためには順序が重要になります。
虫歯治療をしている方でも、せっかく治療をするのであれば、今よりも明るくしたいなとお考えの方がいらっしゃれば、早めにご相談をしていただけると、ベストなタイミングをご提案することができ、見た目に違和感でずらく、術後が綺麗になります。
セラミック治療時のホワイトニング
まず、セラミックやその他被せ物を行う際、すべての被せ物、詰め物はホワイトニングで白くなりません。
白くなるのはご自身の天然歯のみです。
セラミック治療を行う場合、歯の型取りを行ったタイミングで被せ物の色を決めなくてはいけません。
ですので、治療と併用してホワイトニングを行う際はまず、ホワイトニングを先に行いご希望のトーンまで明るくし、その後その色に合わせ被せ物の色を決定していくことがベストかと思います。
その場合、すばやく白くなるオフィスホワイトニングがおすすめです。
矯正治療時のホワイトニング
ワイヤー矯正を行っている時のホワイトニング
ワイヤー矯正を行なっている場合、表にワイヤーが付いている時は、オフィスホワイトニングもホームホワイトニングも行うことができません。
矯正装置がついているため、ホームホワイトニングの場合マウスピースが装着できない為とオフィスホワイトニングの場合は、お薬が塗ることができない為です。
矯正装置をつける前にホワイトニングをすることは可能です。
舌側にワイヤーがついている場合は、ホームホワイトニングは行うことができませんが、オフィスホワイトニングは行うことが可能です。
お薬を塗ってしっかりレーザーを当てることができる為、しっかり白くなります。
マウスピース矯正を行っている時のホワイトニング
マウスピース矯正を行なっている場合、矯正器具の障害がないため、オフィスホワイトニング、ホームホワイトニングどちらも行うことが可能です。
インプラント治療時のホワイトニング
インプラント治療もセラミック治療の場合と同様、被せ物の型取りを行う際に色の決定を行う為、その前までにホワイトニングをしておくといいかと思います。
インプラント治療の場合、オペを行なってから数ヶ月時間がある為、その際にどこまで明るくしたいかゆっくり相談しながらホワイトニングをすることができるかと思います。
ホワイトニングの種類はホームもオフィスホワイトニングも可能ですが、ホームホワイトニングの場合インプライトが最終的に装着されるとそのホームホワイトニングのマウスピースは合わなくなってしまい使用できなくなってしまう為、オフィスホワイトニングで白くすることをお勧めします。
治療と併用でより綺麗な口元を
セラミック治療や歯列矯正で歯並びを良くしようとお考えの場合、せっかく綺麗にするならホワイトニングも一緒にしようかな?と悩まれる方は多いかと思います。
タイミングを知っておくことで治療する歯とご自身の歯の色調を合わせることができ、自然で見た目に違和感が出ないよう治療を行うことができます。
何かお手伝いできることがありましたらいつでもご相談ください。
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